血統は、父キタサンブラック×母シャトーブランシュ×母父キングヘイロー
母シャトーブランシュはダートで勝ち上がり、芝での重賞勝利とポテンシャルの高さを示す戦績です。
初仔の牝馬ミスビアンカも勝ち上がり、その繁殖能力にも期待がかかるでしょう。
キングヘイロー産駒はやはり短い距離での活躍が多いのですが、シャトーブランシュの母父トニービン、クリールカイザーの母父サッカーボーイ(有馬記念3着)、レイズアスピリットの母父エルコンドルパサーと母父に何を用意するかで距離の融通を利かせるのがキングヘイローです。
シャトーブランシュはトニービンらしい成長曲線を描いていましたし、Special持ちとあって力強くトニービンらしく中距離でキングヘイローのスピードが出たタイプでした。
そして今回の相手はキタサンブラックです。
キタサンブラックはブラックタイドらしい馬格にサクラバクシンオーらしいスピードで先行しウインドインハーヘア→Bustedやオトメゴコロ→WordenからWild Risk(平地と障害で大活躍した底力とスタミナの鬼)のクロスでスタミナに富んだ馬でした。
少し話は逸れますが、ウインドインハーヘア×プチノワールでBustedをクロスさせるとちょっと鈍く重い脚になるのでBustedを触れるとWild Riskが強く出る…それがキタサンブラックにも起こったのかなと思います。
話は戻して…
シャトーブランシュの19はLyphard5×5×4とHalo4×4のみのクロスで極端な血統のいじりは無く、素直に中距離型でHaloクロスと母父キングヘイローのスピードを活かした先行タイプ…そう感じます。
Lyphardの筋力面とHaloの機動的スピードのみのクロスで、サンデーサイレンス・サクラバクシンオー・ダンシングブレーヴ・トニービンという名馬を干渉し合わない血統構成は良いと思います。
こういう馬は動画での歩きが重要でしょう。
血統面では王道なクロスですからそこまで大崩れするイメージは無いですが、キタサンブラック産駒が重苦しくなるようなら今後考えていく必要があるでしょう。
<20.6.10追記>
ブラックエンブレムの19の記事を書いていて気付いたのですが、シャトーブランシュにもSir Ivorがあり、シャトーブランシュの19も非力さが出てしまうかもしれませんがLyphardのクロスが筋肉のサポートをしてくれる可能性は充分あると思います。
もちろんSir Gaylordは柔軟性をもたらす面もあるので、非力とまでならない場合もあります。
※最終判断は個人でお願い致します。
※以下、同ブログ内に記載したキタサンブラック産駒の記事
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