血統は、父ルーラーシップ×母レジェ×母父ステイゴールド
サンデーで募集のあったレジェの初仔となります。
ルーラーシップ×ステイゴールドの組み合わせは少なく、ネガイとカイザースクルーンのみ勝ち上がっています。
この２頭の母母父はカコイーシーズとクロフネで、そこにステイゴールドですから上がりの掛かる馬場で結果が出るタイプです。
ステイゴールド×カコイーシーズはナカヤマナイトや障害活躍馬マイネルアトゥーですから、どんな馬かイメージしやすいと思います。
レジェの19の母母父はカーネギーでホワイトマズルを抑えて凱旋門賞を制覇した馬で、凱旋門賞を勝つのですから日本の高速馬場とは真逆のタイプで、レジェの19もネガイやカイザースクルーン同様に芝でも上がりの掛かる様な場面で活躍がありそうです。
ただネガイやカイザースクルーンと違うのはBlakeneyのクロスで、Blakeneyの中にはTourbillonのクロスがありしなやかさを伝え、Blakeneyの母父HornbeamはNasrullahとHyperionの組み合わせで重厚感のあるスピードを伝える血です。
ルーラーシップの母エアグルーヴにもHornbeamがあり、パロクサイドもNasrullahとHyperionの組み合わせですからルーラーシップの様な配合をレジェの19はもう一度繰り返した点は強調しておきたいです。
つまりNasrullahとHyperion、いわゆるナスペリ的な重厚感のあるスピードが強調されているので、レジェの19はネガイやカイザースクルーンよりスピード感がある可能性を秘めているという事です。
もちろん瞬発力勝負では分が悪い可能性がありますが、東京の様な広いコースでのびのびと走りスピードに乗ると差せる脚がありそうだなと感じる血統です。
まだルーラーシップ×ステイゴールドの組み合わせが少ない分、このBlakeneyクロスを持つレジェの19が新しい形をもたらす先駆者になる可能性も少なからずあると思います。
ネガイとカイザースクルーンが勝ち上がっていて、レジェの19にはBlakeneyクロスがある…それがどんな走りをもたらすか興味があります。
レジェの初仔なのでサイズ感で力強さが削がれる可能性もあるので、馬体は要確認です。
※最終判断は個人でお願い致します。
※以下、同ブログ内に記載したルーラーシップ産駒の記事
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