出会いは何かの雑誌か、色んな一口クラブのパンフレット取り寄せしてたからそのパンフレットなのか忘れてしまったんですがPOG登録をしたのは覚えています。
胴が長く脚もスラリとしたグッドルッキングで、ダービー候補はこれだと思ったんです。
それは一瞬で、かつてない程確信めいたものがありました。
今思えばデビューが小倉というのはちょっと不思議というか、何故に小倉なのかなぁと思っていましたし最終的に1番人気と私は凄くワクワクしていました。
出資していたらワクワクじゃなく、ド緊張してたんだろうな。
スタートも上手くいき、馬格を考えると想像以上に行きっぷりも良く福永騎手も徐々にポジションを上げていきます。
第三コーナーではもう4番手に付け、あの時の興奮というか高鳴りと言いますか…競馬をしてきて味わったものではない何かを感じました。
それは賭けたドキドキではなく、何か明るい未来も思わせるものでした。
最終コーナーではもう先頭を飲み込む勢いで手応え抜群。
直線に向くと一気にタガノエベンヌを突き放します。
そして直線での美しい走りはひいき目抜きに他馬とは群を抜いていて、その産まれ持った軽やかでダイナミックな走りはゴール前叫ぶことをさせない程に魅力的でした。
これからどんな世界が見れるのか…ワクワクがさらに加速しました。
ここからですかね…普通にPOG指名して応援する馬から特別な馬になったのは。
レース前から気にしていた馬が勝つってこんなに嬉しいのかと。
今一口馬主をやってますから、気にしているというか気持ちの入った馬が勝つ嬉しさは当たり前にあるのですが当時私にとって凄く新鮮な気持ちでした。
あと覚えてるのは強い満足感で、その日の馬券それ以降買ってないです(笑)
とにかく新しい競馬に出会った嬉しさがありました。
ここから野路菊Sを挟んで、年末行われたラジオNIKKEI杯観戦阪神遠征となるんです。
出資馬じゃないのに遠征とは、今考えるとよくやったなと…でも一口馬主を続けていくと薄れ忘れいく感情もあると思います。
父ウインバリアシオンを新聞で見ると、何か自分に「忘れんなって」バリが教えてくれる様に感じます。
続く
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