血統は、父ルーラーシップ×母スピードリッパー×母父ファルブラヴ
ルーラーシップ×ファルブラヴはテトラドラクマにヒシゲッコウがいて、活躍馬を出している血統です。
ミスプロとSeattle Slewの組み合わせはラッキーライラックの母なんかがそうで、能力という点で個人的に気に入っている組み合わせ。
テトラドラクマはSeattle Slewのクロスで伸びが強調されている分、ブレーキがかかる流れが苦手で先行して自分のペースだと粘り強かった。
だからこそ緩急が少ない短めの距離~マイルでストライドをずっと武器に走ったのでしょう。
ただ持続力という点が欠ける分、突かれるなどペースが乱されると脆く走る展開の幅がちょっと小さくなりテトラドラクマは少し出世が遅れたとも言えますよね。
当馬はSeattle Slewのクロスが無い分、テトラドラクマより距離は持つだろうと思います。
そもそもルーラーシップにファルブラヴというよりSpecialが最も重要と言って過言ではなく、スピードリッパーの18が清水厩舎と来ればメールドグラースが真っ先に浮かびます。
メールドグラースも母グレイシアブルーにNureyevがありますからSpecial持ち。
スピードリッパーと言えば鹿戸厩舎だが、血統は清水厩舎だろうという選択が今回あったならば個人的に納得。
血統は母父サンデーでNureyevからのSpecial持ちの方が大物という意味ではいいのかもしれないが、血統自体は普通に良く、歩きと走りも特段マイナス材料がない。
成長がゆったりな分ひとつ勝つのに手間取ると厳しいという点と、値段が気持ち高いかなぁというところは気になります。
というのも上の牡馬が騙馬という気性に関する敵がいますからね。
どこか気持ちが切れると戻るのに苦労するし、父がルーラーシップに変わって気性が治るとも考えずらいです。
あとはヒシゲッコウの母がラルケットでステルヴィオが出てるのですが、ステルヴィオがロードカナロアですよね。
スピードリッパーにもロードカナロアをつけたモンツァがいますが、それでも騙馬となっています。
つまり、もう気性がひどかったら諦める気持ちで出資するぞ、という方には凄く良い馬だと思います。
清水厩舎がメールドグラースに対して「気性が成長した」とあるように、スピードリッパーの18を軌道に乗せてはくれまいかと期待したくなります。
個人的には非常に気になっている1頭です。
※あくまで個人的見解です。
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