スポンサーリンク

ブラックエンブレムの19(シルク2020年度1歳馬募集)

シルク募集馬検討2020年
DSC_0585

血統は、父キタサンブラック×母ブラックエンブレム×母父ウォーエンブレム

母ブラックエンブレムはG1勝利に加え、繁殖能力も優秀で仔たちはシルクで大活躍しています。

ブラックエンブレムと言えば、Numbered Account×プレイメイトの全きょうだいクロスでBuckpasserを通じたスピードでキレるというより平均ペースの中で底力のある末脚をDamascusクロスの力強さを纏い発揮するタイプになっています。

ブラックエンブレムの仔達はどんなお父さんでも、母自慢の底力スピードを軸に速い上がりを使ったり母らしく上がりの掛かる中で力強く光る脚を使えたりと、母の脚を引き継ぐ場合が多いように思います。

ブラックエンブレムの19は父がキタサンブラックで、キタサンブラックもどちらかと言えばビュンとキレる脚というより粘り強い脚ですから母ブラックエンブレムとマッチした相手と言えます。

キタサンブラック×ブラックエンブレムのクロスは、それぞれキタサンブラック内のLyphardクロスとブラックエンブレム内のMr. Prospectorクロスのみでお互い干渉しない構成となっています。

ですが少し掘り下げるとウインドインハーヘアとブラックエンブレムが持つSir Ivor(父Sir Gaylord)のクロスがあり、ちょっと非力だったり緩さだったり筋力が薄くなったりする可能性があります…(エピファネイア×ディープインパクトにおいてSadler’s Wellsクロスを持たない馬が勝ち上がれない要因の可能性もある)

それは馬体サイズが小さくなりがちな面があるので、ちょっと後駆が物足りなくなりパワー不足が懸念されますし、ブラックエンブレムの19の父と母がお互い干渉しない血統構成だからこそSir Ivor(父Sir Gaylord)のクロスがもろ出てしまう事も。

ディープインパクト×ブラックエンブレムも同じ事が言えるかもしれません。

もちろんSir Gaylordは柔軟性をもたらす面もあるので、非力とまでならない場合もあります。

キタサンブラック×ブラックエンブレムなら売りはスピードというよりスタミナ面だったりブラックエンブレムのBuckpasserを通じた底力のあるスピードだと思うので、非力さが出てしまうとストロングポイントが薄まる可能性があります。

もちろん軽いキレのあるタイプなら非力でも新潟など活躍の場はあるのですが、ブラックエンブレムの19がもしSir Gaylordクロスにより非力となるとちょっと不安かなと思います。

ブラックエンブレムの仔ですから実力はあると思いますが、可能性としてSir Ivor(父Sir Gaylord)がクロスされブラックエンブレムのBuckpasserやDamascusの力強さが削がれる可能性がある点は頭に入れておいた方が良いかと思います。

ただ、それでもディープインパクト×ブラックエンブレムは勝ち上がっている馬もいますしブラックエンブレムの19に関してはSir Ivor(父Sir Gaylord)がひとつ5代アウトになるのでそこまで影響しないかもしれません。

ブラックエンブレムはBull DogにSir Gallahad・その他からTeddyの力強さを引いてますし、Nearco・Hyperion・Nasrullahと土台がしっかりしたタイプですから、ブラックエンブレムの19の立ち写真や動画を見て杞憂に終わる事もあるでしょう。

※最終判断は個人でお願い致します。

※以下、同ブログ内に記載したキタサンブラック産駒の記事

シャトーブランシュの19

ペンカナプリンセスの19

ポーレンの19

サマーハの19

スイープトウショウの19

コメント

タイトルとURLをコピーしました