血統は、父エピファネイア×母ブルーメンブラット×母父アドマイヤベガ
エピファネイア産駒は母で体質を締める作業が現時点では必要かなと思うのですが、これはシーザリオの持つHabitatによる柔軟さが故の緩さと小さな体形を呼び起こす事が原因かと。
ブルーメンブラットは5代血統の中にSir Gaylordがあり、これはHabitatの父ですから緩さや小さな体形が強調される可能性があり勝ち上がりに苦労するかもしれません。
チチカステナンゴ×ブルーメンブラットも同じ事が言えるのですが、きっちり勝ち上がっています。
なのでSir Gaylordクロスをプラスに変えられる可能性もあるかなと思います…むしろ興味が沸いています。
ブルーメンブラットのWildwookはSir Gaylordが父ですが、WildwookはCozzeneの母母なんです。
チチカステナンゴはCaro持ちで、ブルーメンブラットと組み合わせる事でCozzeneとは言えないが疑似的Cozzeneが完成されていました。
で、エピファネイア×ブルーメンブラットとなればCaroが消える訳で、残ったWildwookはしなやかで伸びのある走りを現す可能性のある血統です。
緩いと柔らかいは紙一重であるのですが、しなやかさというのは弾力性があるニュアンスですから緩いと柔らかいとは別次元と私は考えています。
単にSir Gaylordがクロスされて緩くなるかも、というよりWildwookっぽいしなやかさが出るのではないか…と。
もちろんSir Gaylordもしなやかさになり得ますが、サイズが重要になってきます。
シンボリクリスエス×ブルーメンブラットのオレアリアが重馬場ダートで勝っているように、ブルーメンブラットの仔はスピードが売りです。
小倉ダートでも京都ダートでも上がり35.9を出せるんですから、芝でもやれたのでは…
これはWildwookのしなやかさとアドマイヤベガのトニービンらしい粘り強さが、シンボリクリスエスのRobertoとかSeattle Slewと上手く噛み合ったのかなと思います。
Seattle Slewも伸びのある体形にさせてくれますから、Wildwookと相性は良さそうです。
そこにシーザリオが足されたブルーメンブラットの19は、芝寄りの適性が出てくるかなと思いますし、オレアリアの様に緩くならず3歳前半で勝ち上がれる可能性があるのではないでしょうか。
これは個人的な考えですが、母にSir Gaylordを持つエピファネイア産駒とかディープインパクト産駒は緩くなる可能性があるので、小柄な馬はちょっと評価を下げています。
もちろん可能性の話ですから、Sir Gaylordらしい柔軟性でスピードに乗る馬が出てくることもあります。
ただ、ブルーメンブラットの19に関してはWildwook、つまりBlue Canoeがあるだけに弾力的な部分の方が強く出るのではないかなという期待をしたくなります。
オレアリアは500kgですから、もし仮にブルーメンブラットの19がオレアリアと体重差が-100kgとかあるようだとSir Gaylordがマイナス方面の影響を与えてしまっているのかな…と私は考えてしまうでしょう。
ブルーメンブラットの19はいわゆるイスラボニータっぽいしなやかさのある馬になる可能性はちょっとありそうですし、今まで走ったエピファネイア産駒の特徴とは違うブルーメンブラットの19が走ると面白いですよね。
発表時の馬体重やボリューム感はよく注意したいなと思います。
※最終判断は個人でお願い致します。
※以下、同ブログ内に記載したキャロット募集エピファネイア産駒の記事
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