いよいよ大器シルバーステートの仔がデビューしますね。
誰もが認める実力でしたが、全てを見せてくれた訳ではないだけに種牡馬としてどれだけの成績を残すのかとても興味深いです。
今週はナインティゴットとコムストックロードがの2頭がデビュー致します。
個人的にはナインティゴットに注目していて、POG指名しています。
シルバーステートと言えばやはり母シルヴァースカヤですよね。
今年クラシック戦線を歩んだヴィクティファルスもPOG指名していたのですが(とにかく私はヴィルジニアが好き)、そのヴィクティファルスの母ヴィルジニアに近いのがナインティゴットかなと思っています。
シルバーステート自身は柔軟に富んだスピードの持ち主で、速過ぎて逃げる形になってしまうほどです。
シルバーステート産駒にはその柔軟なスピードを伝えてくれそうではありますが、やはりシンプルに考えるとディープインパクト特有の緩さも伝わると勝ちきれないタイプになりそうで対策は必要です。
まずヴィルジニアからですが、Galileo×シルヴァースカヤでGalileoにはSadler’s WellsとMr. Prospectorがあります。
ナインティゴットは母フルマークスにKitten’s JoyからSadler’s Wellsを、ルックトゥザキングからMr. Prospectorを引いています。
この辺りからヴィルジニアに近さを感じるのですが、母フルマークスにはNureyevもありますからSadler’s Wellsと相まって体質の引き締めがされています。
さらに母フルマークスにKitten’s JoyからRobertoを引いており、ナインティゴットはRoberto4×5となっています。
シルバーステートはケガとの戦いがあった馬であり、非常に柔軟なタイプだっただけにSadler’s WellsとNureyevを持ったフルマークスとのカップリングで体質を引き締め緩くなるのを抑えてくれそうなだけにナインティゴットは好配合かなと個人的に思っています。
そこにRoberto4×5ですから、シルヴァースカヤ系お得意のピッチ走法に磨きがかかりそうでパワーも充分ありそうです。
ヴィルジニアもピッチな走りで強かった。
デビューはRoberto4×5を考えると中山なんかが良さそうなだけに、今回中京デビューがどうなるか。
それでも雨馬場であったり新馬特有のスロー展開なら母フルマークスのパワーが後押ししつつパパパッとピッチで細やかに走って良い上がりが出せるのでは。
大跳びだったらまた考えないとですが…
武豊騎手というのも心強いですし、シルバーステート産駒全体の勢いをつけてほしいです。
追い切りの坂路も終い11秒台出てますから、きっと得意なピッチで良い走りが出来るのでは。
シルバーステートは仔に何を伝えるのか、続々とデビューするシルバーステート産駒を注意深く見ていきたいです。
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